こんにちわっ!フィラーノです!
今回はフランスボルドーのサン・テミリオン地区の格付けを学びましょう。
この地区の特徴はA.O.C.の格付けが複雑で1954年の政令で格付けされ、以降約10年ごとに見直されている。
2012年に最新の格付けがされ、昇格したシャトー等がを問われる問題も多い。
また、最上級の格付けSaint-Emilion Premier Grand Cru Classe【A】
は4シャトーなので比較的覚えやすい。が出題傾向が集中してるので覚えておくと良い。
毎年出ても1~2問だが、逆手に取るとソムリエ試験対策では出題傾向が読み易いので点を取りやすい地区でもある。
かなり要点を絞って抜粋したので是非参考にして頂ければと思います。
サン・テミリオン地区概論
・ ドルドーニュ川右岸のリブルヌ市北部に位置する産地。
・ 地域は大西洋から離れており、標高が高くやや涼しい気候
・ テロワールは粘土質と石灰質の土壌があり粘土質の比率が高い。
・ 生産可能色は赤のみ。Merlotメルロが主要品種である。
(最も有名なシャトー・シュヴァル・ブランはカベルネ・フラン)
【ポイント】
サン・テミリオン地区は試験に出題されるのは格付けが多い。
ここではテロワールや気候・生産可能色や主要品種をザックリ頭に入れておこう
※上記でまとめた点を丸暗記しておけば問題ない!
サン・テミリオン地区の格付け
※ サン・テミリオン地区の格付けは複雑だが、下の図をを見ながら読んでみてね。
サン・テミリオン地区の格付けには
【A.O.C.Saint-Emilion Grand Cru】と【A.O.C.Saint-Emilion】の2つが存在する。
・ 【A.O.C.Saint-Emilion Grand Cru】には
上級の Premier Grand Cru Classeと Grand Cru Classeが存在する。
・ Premier Grand Cru Classeは更に
【A】がつく最上級とつかないものに格付けされている。
・ 1954年の政令で格付けされ、以降約10年ごとに見直されている。
・ 2012年に最新の格付けがされ、現在は
Premier Grand Cru Classe【A】4・A以外14 計18シャトー
Grand Cru Classeが64シャトーが認定されている。
Saint-Emilion Premier Grand Cru Classe【A】
・ 格付けは全て赤ワインのみ、主要品種はMerlotメルロ
(シャトー・シュヴァル・ブランはカベルネ・フラン主体)
・ Chateau AngelusとChateau Pavieは2012年に
Saint-Emilion Premier Grand Cru Classe【A】へ昇格した。
【ポイント】
サン・テミリオンで最も重要なのはSaint-Emilion Premier Grand Cru Classe【A】の4種類です。実際そこを絡めての出題傾向が多く、この4つを覚えておけば差し支えない。
最新の格付け年、各A.O.C.の認定シャトー数を覚えておこう!
試験の際の問題例3選!
ソムリエ試験ではこんな感じに出題されるよ!
正解は一番下にあるので紙と鉛筆をもって挑戦しよう!
① Saint-Emilion Premier Grand Cru Classe【A】で唯一【Cabernet Franc 主体】のシャトーを一つ答えなさい。
1. Chateau Pavie
2. Chateau Ausone
3. Chateau Cheval Blanc
4. Chateau Angelus
② Saint-Emilion Grand Cru Classeは2012年現在いくつのシャトーが認定されているか正しいものを一つ選んでください。
1. 4
2. 18
3. 2
4. 64
③ Chateau PavieがSaint-Emilion Premier Grand Cru Classe【A】へ昇格した年を次の中から選んでください。
1. 1973
2. 2012
3. 1954
4. 2002