こんにちわっ!フィラーノです!
今回はフランスボルドーのグラーブ地区の格付けについて学びましょう。
この地区の特徴はメドック1級にも格付けされている
『Chateau Haut-Brion』 (オー・ブリオン)が有名で、
格付けは勿論、地区の場所や、テロワールを問われる問題も多い。
後述するが格付けは生産終了したシャトーや名称変更をしたシャトーがいくつかあり、非常に問題として出題される傾向が強い。
また、格付けに階級がなく全てA.O.C. Pessac-Leognanの計16シャトーなので比較的覚えやすい。
因みに【グラーブ地区】は、シャトー毎に生産可能色があるのでここの出題傾向も強い。
逆手に取るとソムリエ試験対策では出題傾向が読み易い。
かなり要点を絞って抜粋したので是非参考にして頂ければと思います。
グラーブ地区概論
・ ガロンヌ川左岸に位置し、ボルドー市南部に位置する産地。
・ グラーブ=『小石・砂利』の意味、グラーブの土壌である。
・ 標高が低く温暖な為カベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤と
ソーヴィニヨンブラン主体の辛口白も生産されている。
・ 北に位置するペサック・レオニャン地区は特に優良産地で
A.O.C.ペサック・レオニャンを名乗る事が出来る。
【ポイント】
テロワールや気候からも力強い・濃い赤ワインが有名。
試験では生産可能色や位置する場所、テロワールも出題されるので
上記でまとめた点は丸暗記しておこう!
グラーブ地区の格付け試験対策
・ メドック・ソーテルヌの格付けから約100年後、
1953年にグラーブ地区最初の格付けが行われた。
その後1959年に修正され16シャトーが認定されている。
・ グラーブ地区は階級の上下はなく1階級になっている。
・ メドックの格付け1級シャトーに選ばれたChateau Haut-Brion
(オー・ブリオン)はグラーブ地区の格付けにも含める。
・ グラーブ地区の格付けは全てA.O.C. Pessac-Leognanである。
※ 色ごとに格付けが行われ、
赤のみ【7】赤・白【6】白のみ【3】の計16シャトー
グラーブ地区 格付け(1959年)(16シャトー)
【ポイント】
・ ★Chateau La Tour-Haut-Brionは
2005年を最後に生産が中止。
・ ★Chateau La Tour-Haut-Brionのブドウ畑は、
Chateau La amission-Haut-Brionに併合された。
・ ★Chateau Laville Haut-Brionは2009年ヴィンテージから
Chateau La amission-Haut-Brionに名称変更をした。
★Chateau La Tour-Haut-Brionと★Chateau Laville Haut-Brionを除く2009年以降は
・ 赤のみが【6】 赤・白が【6】 白のみが【2】 の計14シャトー
試験の際の問題例5選!
ソムリエ試験ではこんな感じに出題されるよ!
正解は一番下にあるので紙と鉛筆をもって挑戦しよう!
① グラーブ地区の格付けで唯一『 Chateau』がつかない Domaine de Chevalierの生産可能色を選んでください。
1. 赤のみ
2. 赤と白
3. 白のみ
4. 貴腐の甘口白
② グラーブ地区で赤白供に格付けに入っているシャトーを一つ選んでください。
1. Chateau Couhins
2. Chateau Olivier
3. Chateau Smith-Haut-Lafitte
4. Chateau Haut-Brion
③ 2005年ヴィンテージを最後に生産を終了したシャトーを選んでください。
1. Chateau La amission-Haut-Brion
2. Chateau Laville Haut-Brion
3. Chateau Smith-Haut-Lafitte
4. Chateau La Tour-Haut-Brion
④ 次の中でグラーブ地区が位置する場所はどこか選んでください。
1. ガロンヌ川左岸に位置し、ボルドー市南部に位置する
2. ジロンド川左岸に位置し、ボルドー市北部に位置する
3. ガロンヌ川とドルドーニュ川に挟まれている。
4. ガロンヌ川左岸に位置し、その支流のシロン川を挟んだ所に位置する
⑤ 次の記述が正しければ1を、誤っていれば2を選択してください。
グラーブ地区の格付けは1953年にグラーブ地区最初の格付けが行われた。その後1959年に修正され11シャトーが認定されている。
1. 正
2. 誤